2025年3月31日の第3者委員会の調査報告では、衝撃的な結果が公表されました。
第3者委員会は全社的にハラスメントが蔓延と断定

約300ページにわたる報告書では、社内には、「ハラスメントが蔓延していた」と評価しています。
これは、社内アンケートの結果で、特定の部署にかたよった結果でもなく、これだけの確率でハラスメントを受けている人がいるということ。
上位がハラスメント体質

今回の調査で申告されたハラスメント行為の多くについては、従前社内での被害申告はされておらず、また、今回調査で被害申告された案件でも、複数の案件で、加害者の報復を恐れるなど、被害者から調査しないで欲しいという意向が示された。
本調査の過程では、ハラスメント被害者が、加害者からの報復を強く恐れ、当委員会への報告や報告書への記載をためらう事例を複数確認している。
引用:フジテレビ
上位からのハラスメントのため、申告しても、その後の不利益な扱いを恐れて、声を上げれていない被害も多数あると考えられます。
コンプライアンス相談窓口も機能せず

ハラスメントの被害を受けても、行為者に対して厳正な処分が講じられないばかりか、ハラスメントの被害を訴えた者が異動させられ、行為者は取締役等の役職に就いていることなどからくる「諦め」が蔓延していることがうかがえる。さらに、報復に対する強い警戒も存在するといえる。
引用:フジテレビ
確かに、自分の会社で、ハラスメントの加害側が上位に昇進していくのであれば、「この会社大丈夫か?」と思いながらも、そんな会社体制には「あきらめ」が出てきます。
風土を変えるには時間がかかる

第3者委員会のアンケートで、社員の方は、会社の風土について、このように答えています。
これらの会社風土改革に、これから真摯に取り組んでいかないといけないのが、フジテレビです。
一般には、会社風土改革が成功するには、5年以上の取り組み期間がかかります。
成功した企業の80%以上が5年以上の取り組みを行っていたことが明らかになっています。
引用:Unipos
フジテレビは潰れるのか?復活するのか?

これからが、フジテレビの正念場です。
これだけの調査結果を出されて、今後の対応を矢継ぎ早に出していかねば、スポンサーに見限られて、潰れる道をまっしぐら、にもなりかねません。
真摯に調査結果を受け取り、再生へのロードマップを描き、愚直に実践していくことで、信頼ももどってくることでしょう。
しかし、時間はかかります。
コツコツとした取り組みで、業界一、クリーンで社員にとって誇りの持てる会社風土へと変わっていくのを期待します!!
コメント